銭儲けが好き
忙しい
妻との微信でトラフグとタイポしてしまうほどトラブルに見舞われてる。見積からいつの間にか重要な要素が消えていて、契約直前に発覚。当事者同士の話を聞いても互いの言い分を言うばかりで埒あかず。日本人マネージャが出て事態収拾にいそしむ。嫌味もいっぱい。悔しさてんこもり。でも管理責任だしょうがない。こういう時にその人の本当の部分が見えるものだ。
トラブルのない仕事もてんこ盛り。現在絶好調。開発の仕事ばかりしてたけど、中国では営業もやらせてもらえる。個人ができる仕事以上のものをやると言って獲ってこれる。これはこれでまた痺れるものだ。舐めてるとおおごとになる。気を引き締めよう。
銭儲け
コストセンターと言われるところ(財務とか、人事とか、なんとか企画とか)で働いたことがない。若い頃は…ごめんなさい、バカにしてました。この仕事は客先常駐がやっぱり痺れるし、頼りにされるのは嬉しい。
(給料じゃなくて)金をもらう前線にいるのがこの上なく好きだ。たぶんもっと効率のよい稼ぎ方もあるんだろうけど、私が金金金という時は大抵こういう仕事を想像する。銭儲けは本気でやりたい。知恵を絞ってやらないと、儲かっても楽しくない。
(イメージ:相棒の財布、残高180元)
残業王だった若いころ、”このプロジェクトがうまくいくなら、どうなってもいい”って思ってた。同じように思ってくれない人はプロジェクトに来るなと本気で思ってたし、そのまま周りに出していた。
若い時の苦労は買ってでもしろと言うけど、こんな調子だったから本当に色んな事を学んだ。振り返るのが辛いので今は書かないけど、後悔はしてない。
今では、仕事ほったらかして家に突進する近い将来の自分がありありと想像できる。好きなことや大事なものが増えるというのは、とても幸せなことだ。
単身赴任が始まった
上海に帰ってきた
上海にひとりで帰ってきた。出張でひとりで帰ってきたことはあるものの、この先しばらく独り暮らしだとわかっていて帰国するのは、それはそれで新鮮だった。スーツケースの片付けをして、翌日からの暮らしに備えた。
テレビやエアコンをつけたり消したりする度に一人暮らしだと実感する。当たり前だけど、彼らは勝手についたり消えたりしない。洗濯物は勝手にタンスに入ってくれないので、ぶら下がってるやつをひとつずつゲット。カーテンを開けたり閉めたりするのがめんどくさい。常に開けっ放しに決定。
(イメージ:番組を選ぶのがめんどいので、スイッチがついたまま放置されるテレビ)
忙しい
仕事が忙しくて良かった。早朝も、深夜も、土日も仕事がある。仕事も増えたしチームメイトも増えたし、人事制度も変わったしトラブルもバンバン出る。ヒマな時間はない。
また、老板も夜誘ってくれるようになった。ありがたく飲み歩いてる。
残り物
妻が残しておいてくれた冷凍パンや冷凍ご飯を少しずつ食べている。パンはそこら辺から買ってくればいいが、ご飯は貴重だ。
本やシャンプーなど、妻は殆どのものを置いていった。服は季節の変わり目だし、妊婦用の服を新しく買うと言ってクローゼットはほぼそのまま。
上海にすぐに戻ってくるという意思表示だ。できた嫁だ。
会いたいなあ。
早くお腹が小さくなった妻に、ココに置いてある服を着てもらいたい。その前にまたお腹が大きくなった妻に会いに行かなくちゃ。
それまではモーニングコールとFaceTimeで我慢だ。
一時帰国2015/3④職場に顔を出す
職場に顔を出す
今回はプライベートの帰国だ。プライベートだっつってんのに、どこからともなく「今、日本ですか?打合せしませんか?」なぜ知ってるんだ。妻のこともあり、今回は職場にしか告知していない。誰だ言ったやつは。
Foursquareでチェックインしてバレてるみたいだ。おのれ自分。
呼ばれるうちが花ということで、同僚に会いに顔を出す。昔の仲間が異動したり、集まってたり。打合せよりそれ以外の時間のほうが長かった。
元同僚と飲む
妻と一緒に居たかったので、会食の予定はいっこだけ。
元上司が偉くなったのでプレゼント持って飲み会へ。買ったのはもちろん名刺入れ@伊勢丹メンズ館。喜んでもらえてよかった。
気心の知れた面々と会うのは、お互いの立場が変わっても、目指すものが変わってもいいものだ。また一緒に働けるのか、同じものを見て働けるのかはわからないけど、お仕事とは別に、おつきあいは続けていきたい。
一時帰国2015/3③病院で検査
双子は何かと大変
上海で産むことをあっさりと諦めたあの日から、双子がどれだけ大変かという事を延々と聞かされた。
- 高齢&双胎というのは、通常(若い&単体)よりも十倍以上リスクがあるらしい。
- (上海で産むことは諦めたけど)日本の病院でも、高度医療が必要(かも知れない)出産ができるところは限られていて、東京でもそれほどないらしい
- 双子は産まれてからも大変で、子守をしながら自然と涙が頬を伝うことも少なくないらしい
何もできない父親としては、心配する妻を不安にさせないように振る舞うのくらいしかできない。「片方だけ小さいんじゃないか」「早く出てきちゃったらどうしよう」「~だったらどうしよう」という妻の不安を一蹴する事に集中した*1。
妻の検査に同行
さて、住民登録も妊娠届けも終わったので、晴れて検査に。予め実家の近くにある産科専門医療ができる病院を予約し、上海で紹介状を書いてもらい、時間に遅れないように病院へ。何かあった時の道のりの勉強がてら、お義父さんが車で送ってくれた。ありがとうございます。
さすが専門病院だけある。「ここでは通常妊娠の人は他の病院にまわします」的なことまで書いてある。頼もしい。
「検査は何時に終わるかわからない」と言いつつ、30分かそこらであっさりと終了。さすが妻・ザ・心配性だ。お陰で時間が余って、終わったあとにたっぷりとケータイショップに寄れた。ケヒヒヒヒ。
結局、高齢&双子のテンプレートに沿って近いうちに入院&帝王切開となりそうだ。上海から戻る日が計画しやすくていいけど…自然分娩より痛そうじゃなくていいけど…
だいぶ安心できた。場所や中身を予め確認しておくのはいいことだ*2。離れ離れで電話しても、なんとなくどんなところに寝てるか想像できるからね。
次回の帰国はパパママ学級にあわせる事に決定!
一時帰国2015/3②ケータイをいろいろする
帰省の際にはケータイをいろいろしたかった。
- auが2年経ち、端末代を払い終わっても料金が高止まりしているので替えたい。
- 妻がSoftBankを使っていて、家族割りしたい。
- SoftBankの株主なので、株主優待を使いたい。
- 妻のiPhone4SをiPhone5Cにしたいので、SIMカード替えたい。
- 支払口座をひとつにしたい。
- 中国のケータイはiPhoneだけど、日本のケータイはもうガラケーでいい。
結論から言うと、単純に機種変更とか乗り換えとか、よくあるアクション(ショップやキャリアが儲かりそうで、なおかつ大勢がやっているようなこと)でない場合はお金持ちのおじさまやおばさまがいそうな地域のショップに行ったほうがいいと痛感したって話。
家電量販店@新宿に行く
いかんねえ。いかんですよ。たくさん売りたくてキャンペーンいろいろ打ってるのはいいんですけど、クルーが頼りなさすぎる。
- 連れが妊娠中なので座りたいと言ってもなかなか案内してくれない。
- 契約変更の難しい切替え*1とか、そもそもショップじゃないとできない。じゃあショップに行くわと言うとそれはそれで引き止められる。
- 担当が一人で処理できなくて途中から引き継ぎをされる。予想通り、大事なことが抜けていて最初からもういっかい長い説明をしないといけない*2。
細かいこと言い出すとキリがないけど、わけのわからん料金体系や、初回契約オプションや、キャリア同士の競争のプレッシャーとか説明義務が末端のお兄さんたちにのしかかっているんだと思いました。
ああやって向こう2年しか契約しない人たちをとったとられたやってるんだろな~
SoftBankショップ@新宿に行く
SIMの交換はショップじゃないとできませんと言われたのでショップへ。都会のSoftBankショップは狭い。変なコートを来た兄ちゃんが攻めてくるが、こちらの要求が少し変わっているので、やっぱり要領を得ない。座らせろって言ってるのに全然座らせてくれないし。挙句『SIMカードない。1ヶ月予約待ち。都内は全部そう』ときた。マジか。他のショップに電話して聞いてみてって頼んだら「系列が違うから無理」だと。マジか。お前ら、横の連携もできないんならSoftBankショップを名乗るな。
仕方なく歩いて近くにあったもういっこのショップへ。でも、同じことを言われた。想定外の事象に焦る夫婦*3。
SoftBankショップ@久我山に行く
結局翌日時間があったのでもういっかい試してみようということで、久我山のSoftBankショップに。
- なんかすごい空いてる。
- お姉さん詳しい。
- SIMの在庫ふんだんにあった。都内全部で一ヶ月待ちって何だったんだ。
- お茶ももらった。
- 契約にも詳しい。「これ、なくてもやりたいことできますよ」とか教えてくれる。
思わずもう一台契約してしまった…入院用のモバイルWiFi。
若い人はお値段だけ、乗り換えも多いけど、この地域は応対が難しいお年寄りも多いし、一度契約すると長く使ってくれる(気もする)。
自分が”ややこしい客”と自覚しつつ、次回から量販店の契約は避けSoftBank久我山に行こうと決意を新たにした春の一日だった。
一時帰国2015/3①住民登録と神社へ
待ちに待った一時帰国
前回の帰国はいつだったか…ハッピーな理由ではあるものの、正月と春節は妻の悪阻がアレだったので、ずっと帰ってなかった。久しぶりの帰国である。今回は特に誰かに会う予定があるわけではないが、闇雲に楽しみ。
住民登録
初日は早速区役所にGO。妻が実家に住民登録し、妊娠届を出す。自治体の妊娠者用のクーポンをもらったり、母子健康手帳をもらったり、例のシールをもらったり。妊娠には特典が多い。子供を授かってよかったと再確認。
東京都だけかもしれないけど、街を歩きながら、「こんなに乳幼児連れている人いたっけ?」と思った*1。少子高齢化は日本の国の問題だけど、東京都は都としてはたぶん積極的に戦っている。将来都市間競争をするようになったら、強い都市として立派に戦えるかもしれない。
それはそうと今年の税金や保険料はどうなるのか。妻の分は。子×2の分は。ふと頭をよぎったが、半年くらいは忘れることにした。
願掛け
近所の有名な神社で安産祈願。ついでに(単身)赴任安全祈願。僕達夫婦は同い年で、今年は鬼門の方向だったので八方厄除けもお願いした*2。濃〜い青空・緑、匂ってきそうな色白のヒノキでできた建物、白い砂、音がしそうなくらいピシャッと掃除された境内、日本の神社は本当に神々しい。平日のため、ほとんど貸切りで厄除け。効く~って感じだ。心が洗われるというのはこういう事を言うのだろう。
またお土産をもらい、帰宅後に神棚へ。
初日の予定は思ったより早く終わった。
罠はこの後にやってきた。
単身赴任する
妻が妊娠した。子供が欲しくてがんばってたのですごく嬉しい。
色々情報集めて考えたんだけど、高リスク出産(高齢、双胎)で、専門家のアドバイス*1もあって日本で産むことに決めた。当家は「家族はいつも一緒」のポリシーなんだが、結成2年に満たずして早くもそのポリシーを破ることになった。
単身赴任だ。
これまで家のことは妻がなんでもやってきた。もともと一人暮らしも長かったので男性にしてはかなり得意(なはず)なんだけど、中国では忙しいし、彼女も主婦だから、全面的に甘えてきた。いまはコーヒーカップがどこにあるのかもわからない。ミネラルウォーターがなくなったらどこに電話していいのかわからない。
引き継ぎ事項(洗濯機の使い方、クリーニングの出し方、空気清浄機の掃除、etc.)が余ったノートに書かれているが、まだ癒しにしか使ってない。
何より寂しい。周りに単身赴任の人はたくさんいるけど、異国で知合いがいない状況でどうやって暮らしているのか…うーん。
でも、子供のためなので全く迷いはない。これから色々なことが起こるだろうけど、諦めずに対処していきたい。
明日は妻を連れて日本に一時帰国だ。
*1:「出産の際に何らかのアクシデントが生じ、緊急事態に移行した時のトラブル対処能力は、上海最高の病院でも日本の病院と比べると劣ると言わざるを得ない」