インターネット事情
やってみたこと、気がついたことなど。
『ネット規制』は、ほんとに規制しているところと、単にインフラが弱いからそう見えるってところがありそうです。
LAN:
法人含めてベストエフォート10M以上の建物はまずない。そもそも細いので、建物の中でも、ひと部屋の中でも、輻輳して戻ってこない事はよくある。光ファイバーが欲しいです。
WAN:
中国⇔中国国外はインバウンド・アウトバウンド合わせて数百GBしかなく、強化の必要性もないという見解らしい。ので、国外にサーバがあると、そもそも細く、遅くなります。
だから国内サービスの微博(≒Twitter)やWeChat(≒LINE)は快適に動きます。
北部と南部は色々と分断があるようで、China UnicomとChina Telecomがそれぞれ頑張ってます。
パケット通信:
LTEまだないです。会社×地域の組合せによっては3Gすらないです。
規制:
”何とかならないことはないけど、面倒臭い。心が折れる。”という印象です。
googleが全面的にダメってことはないです。MapもDriveも検索も使えます。ただ、細いので普段からやたら遅い。早いのはやはり百度。
GmailはWebはダメ、メールソフトはだいたいOK、ときどき本当に規制しているように見えます(ときどきってところがポイント)。
また、規制はないけど中国のケータイショップでAndroidを買うと、Googleのアプリが入っていません。インストールも出来ないようになってるようです。
YouTubeやFacebookやTwitterとか、徒党を組むツールになりそうなのが常にダメです。このあたりはドメインで絞っている気がします。
端末(MAC/IPアドレス)は…
Google検索を複数回やってると、だんだん遅くなってダメになります。端末を替えたり、一度機内モードなどにして繋ぎ直すと使えるようになります。何かされてる印象はありますが、良くわかりません。
VPNサービス:
中国ならではのサービスで、いろんな業者がやってます。世界のあちこちにプロキシを立てて、(金盾から見れば)Facebookにアクセスしていないように見せるサービスで、1000円/月くらい。
中国・日本・USの業者を比較しましたが中国の業者はそもそも見られている可能性もあるのでUSの業者を使ってみました。
https://12vpn.com/
(↑も中国国内からはアクセス不能)
1年契約もあるけどまずは3ヶ月更新をチョイス。予想通り、ロンドンやアムステルダムのプロキシとかブロックされて使えません。
規制をすることでサービス・雇用がうまれるというのは事実のようで、それはそれでいいことだと思ったりします。
個人的にはFacebookが使いづらいのは難点ですね。ネットの信頼性確保、VPN確保とふた手間余計にかかる。周りの方は心が折れた為か、大抵使っていません。
WeChat他面白いのもあるので、使いこなしてから…