わるいやつら(Tea Party, Sadou)
豫園に観光に行った折、豫園エリアの入口にて、北京から来たという若者3人組(♂♀♀)に話しかけられました。
最初は中国語、途中日本人とわかってからは流暢な英語で。
「写真とってくれませんか?」
→ はい、いいですよ。
「オー日本から来たんですか。見えませんでした。私、日本語勉強中。”オハヨウ””アリガトウゴザイマス”」
→ ほほぅ。
「僕たち夏休みで1週間滞在中。どこに住んでるの?ヘービジネスで来てるの?」
→ 英語堪能だなあ。実に。(1〜2分談笑)
「ところで僕たちこれからティーパーティに行くんだけど一緒に来ない?ここから歩いて2,3分、20分くらいの”サドー”だよ。」
→ いや、ごめん僕たち豫園行かないといけないから。
「あなた達とてもフレンドリーでもっと仲良くなりたいよー」
→ うん、ありがとう。でもごめんね。また今度。
英語が堪能で、中国はすげーなーと思いました。
で、帰りは青島から来たという若者二人組(♂♀)でした。
「写真とってくれませんか?」
→ はい、いいですよ。(このカメラさっきと同じだなあ)
「オー日本から来たんですか。見えませんでした。僕たち夏休みで1週間滞在中。どこに住んでるの?ヘービジネスで来てるの?」
→ 英語堪能だなあ。実に。(1〜2分談笑)
「ところで僕たちこれからティーパーティに行くんだけど一緒に来ない?ここから歩いて2,3分、20分くらいの”サドー”だよ。」
→ あ〜〜〜、そういうことですか脚本ですか。ここまで気づかなかったわ。不覚。
「あなた達とてもフレンドリーでもっと仲良くなりたいよー」
→ うん、そうか。まあ頑張れ。その英語使ってまじめに働いたほうがいいと思うぞ。
後からネット検索すると次から次へとぼったくり事例が…4年前の事例もある古典的な手口のようで、被害最高額2000元でした。
日本人てことに気づくのが遅かったり、手持ちの地図がやけによく出来ていたり、(多くの中国人と違って)にこやかで話がうま過ぎる、日本語ボキャブラリーが”オハヨウ””アリガトウゴザイマス”の次に”サドー”など、微妙な違和感がありました。
頼まれると断れない、誘われると断れない、外国語コンプレックスがあり海外でコミュニケーションが取れるとつい浮かれてしまう日本人の特性をうまく利用していると思います。旅行者には関係の深い信じられる人がいないので、関係ができるとつい信じたくなってしまうのもよくわかります。我々も恥ずかしながら、1回目に誘われたときは単に行きたいところがあったから断っただけで、2回目になってやっと気づきました。1回目から100%断れたか怪しいです*1。
『日本語で話しかけてくるやつは全員わるいやつ』と思ってたのですが、中国語でも英語でも『話しかけてくるやつは全員わるいやつ』と思ったほうがよさそうです*2。