日本に帰ったらどこに住もうか
今は海外に住んでいて、日本に家どころか住民票もないけど、いつか日本に帰った時に「家どうしよか?」がよく話題になる。大きい買い物なのでなかなか結論が出ないのだけど、いつかの為に書いておく。
家に求めるもの、求めないもの
- 職場に近い
中国で、家を出て30分でオフィスのPCがオンできるところに住んでると、日本にいるときに90分かけてPCに辿り着いてた自分がアホみたいに思えてくる。今度日本で住むなら絶対60分、できれば30分だ。 - キッチンが広い(ガスコンロ3つ)
料理好きな妻のため・自分のおいしい食事のために力を入れたい。 - 収納が多い
小型の戸建てを借りて住んだことがある。すごくいい家だったけど、収納がなくて引っ越しの時に死んだ。 - 楽器ができる
妻が好きな楽器をさせてあげたい。 - 風呂は追焚き、トイレはウォシュレット
- 床暖房は天国だ
- 駅からの距離は遠すぎなければいい
バスがあればなんとかなる。散歩も楽しい。 - 駐車場はあればいい
子育てには車が必要だから駐車場はあったほうがいいけど、それ以上挙げるとキリがないからあまり気にしない。
買うか借りるか
借りたほうがファイナンス的にお得であるとか、買ったほうが自分の資産になるとか、それぞれの立場に立った見方があるけど、論理的な買い物じゃないのだから、そうやって善悪を決めようとせず、気に入る方でいいんじゃないかと思う。
その昔、新築マンションを買ったり売ったりした。『持ち家』が欲しかった。大きな買い物をしてみたかった。ローンのためにすごい量の書類を書いた。借金と都会の定住が嫌いな親と揉めたりした。結婚生活の錨になる気もしていた。結局別れたし、売っちゃった。利益が出たのでよしとする。
だからもう”どうしても買いたい”はない。
今は『何かあった時に気軽に引っ越せる形態』 がいいなと思う。
中国で会った日本人で、家買ったけど赴任が決まったので、買いたての戸建てを人に貸して赴任した人がいる。
3年帰らないって会社が言うから3年契約にしたら1年で帰国が決まっちゃって、持ち家があるのに2年間賃貸に住む事に。人に貸している持ち家よりも条件の悪い賃貸を敢えて借りて、持ち家への意欲を高めているそうである。
やっぱり自分の意志や大事な決断を家に左右されるのは嫌だ。僕は持ったものをなかなか手放せない人間なので、なおさら意識して持たない生活をしたい。
一戸建てかマンションか
- 戸建ては幸せ感満載なんだけど、近所づきあいとかゴミ出しとか、面倒臭い。
- マンションは幸せ感と面倒臭さを管理費と便利さで交換してる感じ。
向こう5年か10年くらいを楽しめる形態でいこう。それより先のことは想像がつかない。子供の頃と比べても、「3年先5年先何をやっているか」がだんだん想像つかない方向になってきてる。世の中がそうなのか、自分が考えてないのか…
(イメージ:2014.10 上海のご近所)
今回のトリガーになったブログを紹介させて頂きます。詳しいのにわかりやすくて面白かったです。
家を建てたので得られた知見を共有します - portal shit!
この方の本も、いつか読んでみたい。